
院長入江員行
2010年に愛媛大学医学部卒業後、相模原病院に入職。消化器内科医師としての勤務を経て、2022年に開業。がんをはじめとする消化器疾患の早期発見に寄与するため、内視鏡検査を気軽に受けられるクリニック作りに励んでいる。日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本肝臓学会肝臓専門医。
内視鏡検査によるがんの早期発見に注力
気軽に検査を受けられる医療環境を提供
日本人の2人に1人は、一生のうちに1度はがんだと診断されるといわれています。そして成人の死亡原因とがんの罹患率は、どちらも胃がん・大腸がん・食道がんなどを合わせた「消化器がん」が最も大きな割合を占めています。
そういった消化器がんの早期発見に欠かせないのが、胃カメラ・大腸カメラに代表される内視鏡検査です。がんにかかる方が増え続けている一方で、医療創薬の進歩と検査の普及により、がんによる死亡率は減少しています。
消化器内視鏡検査を専門分野として病院に勤務していた私は、早期検査の重要性を痛感すると同時に「怖がって検査を受けずに病気の発見が遅れる患者を減らしたい」という気持ちから、安心して検査を受けられる環境を提供するため、このクリニックを開設しました。
当院では、内視鏡検査に伴う身体的な苦痛を緩和するだけでなく、不安や緊張など精神面でのサポートにも力を入れ、気軽に検査を受けられる環境がつくれるように、さまざまな工夫に取り組んでいます。内視鏡検査を考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。
下剤による
身体的負担を軽減
大腸カメラの前処置に必要な下剤は、従来より少量で済むタイプや、味の異なるもの、錠剤タイプなどをご用意しています。
検査による
心身への負担を軽減
胃カメラは経口と経鼻のどちらかを選べ、いずれも苦痛の少ない細型スコープを使用。ご希望により鎮静剤の使用も可能です。
女性医師も
在籍しています
当院には女性の日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医も在籍。男性医師による検査に抵抗を感じる方も安心して受けられます。
大腸カメラ検査(下部消化管内視鏡検査)
肛門から挿入した内視鏡で大腸の様子を調べ、大腸がんを含めた疾患の発見と診断を行います。同時に大腸ポリープの切除や組織の採取などを行うこともあります。観察しやすいように広げるためガスを送って腸を膨らましますが、当院では体内に吸収されやすく苦痛の少ない炭酸ガスを採用しています。また不安の強い方は鎮静剤を使用し、うとうとした状態で検査を受けることもできます。
豊富な種類の下剤を用意
大腸カメラ検査が大変だとされる要因の一つが、腸管洗浄液(下剤)で腸内をきれいにする前処置です。一般的な腸管洗浄では、検査当日に2リットルの下剤を服用する必要がありますが、当院ではその半量程度で高い洗浄効果が期待できる下剤を使用。ほかに飲みやすく味を工夫したものや、錠剤タイプ(錠剤50錠と水またはお茶2リットル)などを用意し、飲みやすいものを選んでいただけます。
下剤は院内で飲用でき前処置室も設置
前処置の下剤は、患者さまのご希望や環境に合わせ、自宅または当院のどちらでも対応できます(自宅で飲用する場合は午後に検査)。味が苦手な場合は、ストローを使って舌に触れないように飲む方法を試していただけます。それでも飲めなかった場合は、当院で異なる下剤に変えて再挑戦することもできます。院内には前処理室も備えてあり、看護師と相談しながらゆっくりと飲むこともできます。
鎮静剤(静脈麻酔)を使用した検査も可能
胃カメラ・大腸カメラのどちらも、鎮静剤(静脈麻酔)を使用して検査を受けることも可能です。不安の強い方は「ぐっすり眠った状態」で、検査画面を一緒に見たりその場で説明を聞いたりしたい方には「苦痛を感じにくい程度の状態」での検査を推奨しています。鎮静剤を使用することで、胃カメラに伴う嘔吐反応や腸の蠕動運動を抑え、よりスムーズな検査を行うことが可能になります。
相模大野内視鏡・内科クリニック
小田急線 相模大野駅